Educational lnclusion of Children with Disabilities in Sri Lanka: Developing a model that responds to the country's social context
English

研究概要

目的

本研究の目的は、スリランカの障害児の教育的包摂(インクルージョン)について、教育と社会福祉の両側面から明らかにするとともに、その固有の社会的文脈に即した包摂モデルを構築することです。

スリランカ

スリランカ民主社会主義共和国は、人口約2,200万人の南アジアに位置する中所得国で、多民族的・多宗教国家です。

インクルーシブ教育と本研究の意義

インクルーシブ教育とは、障害児を含むすべての子どもに対し、個別の学習ニーズに応じた教育をできる限り地域の通常の学校で提供することをめざす国際的な思潮です。1994年の「サラマンカ宣言」で提唱され、障害児の教育的包摂においてはインクルーシブ教育の推進が国際的スタンダードとされますが、これを低・中所得国を含む国々に一律に当てはめることは適切でありません。本研究は、固有の社会的文脈に即した障害児の教育的包摂の探求を通じて、広く国際的な示唆をもたらす知見の提示につなげるものであり、そこに本研究の意義があります。

学際的な国際共同研究

障害児の教育的包摂を総合的に検討するには、教育学だけでは不十分であり、学際的研究が必要です。本研究ではスリランカの障害児教育研究を牽引してきた研究代表者が、教育学・社会福祉学・人類学の各分野で実績のある日本国内の研究者、現地の4大学の研究者、海外の先駆的研究者とともに国際共同研究を行います。

期間

4年半(令和3年度~令和7年度)を予定していますが、研究期間終了後も国際共同研究を継続する基盤を形成することを念頭におきながら実施しています。

現地調査と感染予防対策

コロナ禍およびポストコロナに対応するため各国の要請に厳密に従い、十分な感染予防対策等を講じるとともに、柔軟にスケジュールを調整したうえで実施します。

助成

本研究は、JSPS科研費国際共同研究加速基金(21KK0039)、2021(令和3)年度平和中島財団国際学術研究アジア地域重点学術研究助成等の助成を受けて実施しています。