日本側
研究代表者
古田弘子(Furuta Hiroko)
所属
熊本大学教育学研究科
専門等
障害者教育、インクルーシブ教育を専門としていますが、障害幼児施設の勤務経験があり教育と福祉の境界線をまたいだ活動をモットーとしています。スリランカには1993年から2年弱JICA専門家として国立教育研修・研究所特殊教育部に派遣され聴覚障害教育分野の仕事に従事したことをきっかけに、継続的に研究をしてきました。
主要業績
- Furuta, H., Sethunga, P., Kawaguchi, J. (2023) Inclusive education policy in Sri Lanka: Implications for Low- and Middle-Income Countries. Bulletin of The Faculty of Education, Kumamoto University, Vol. 65, 139-144.72, 93-101.
- Furuta, H. and Alwis, K. A. C. (2020). Inclusive Education in Sri Lanka: Factors contributing to good practices. UNESCO Policy Brief. Center for the Study of International Cooperation in Education, Hiroshima University. pp.49-58.
- Furuta, H. (2019). Inclusive education in Japan: Current trends and teachers’ view. Halder, S. and Argyropoulos, V. (Eds.) Inclusion, Equity and Access for Individuals with Disabilities: Insights from educators across world. Palgrave Macmillan, Singapore.pp.445-460.
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研究分担者
川口純(Kawaguchi Jun)
所属
筑波大学人間系教育学域
専門等
途上国のインクルーシブ教育政策に関心があります。特に教員を中心に見ていて、教員のための環境整備や教員養成等を研究しています。スリランカでは15年前に古田先生にUNESCOの調査で連れて行って頂いたことを契機にJICAプロジェクトにも参画させて頂いています。
主要業績
- 川口純. (2021). 第3章「教育におけるインクルージョンと不就学児童の教育戦略」荻巣崇世・橋本憲幸・川口純編『国際教育開発への挑戦-これからの教育・社会・理論-』東信堂, pp.53-74.
- 川口純. (2021). 第10章「持続可能な開発のための教育の理念と実態-国際教育協力における「文化の居場所」について」関根久雄編『持続可能な開発における〈文化〉の居場所-「誰一人取り残さない」開発への応答』春風社, pp.239-260.
リンク
https://www.education.tsukuba.ac.jp/institute/member/%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E7%B4%94/
中村沙絵(Nakamura Sae)
所属
東京大学総合文化研究科
専門等
人類学、南アジア地域研究。高齢者福祉やメディカル・アクティヴィズム、ケアをめぐる問題群に関心があります。スリランカでは2007年から2010年にかけて約二年間の滞在調査を行い、高齢者施設における老いと扶養、死と看取りについて本をまとめました。
主要業績
- 中村沙絵. (2017).『響応する身体―スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』ナカニシヤ出版.
- 中村沙絵. (2020).「スリランカの社会福祉」『新・世界の社会福祉 第9巻 南アジア/オセアニア』旬報社.
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東田全央(Higashida Masateru)
所属
淑徳大学アジア国際社会福祉研究所
専門等
障害分野および精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの実践研究が専門です。スリランカには2013年から2年間、青年海外協力隊ソーシャルワーカー隊員として北中部州アヌラーダプラ県内に派遣され、地域に根ざしたリハビリテーション(CBR/CBID)に従事したことをきっかけに、継続的に実践研究にかかわっています。
主要業績
- 東田全央編. (2021).『スリランカにおける仏教ソーシャルワーク』学文社.
- Higashida, M. (2017). The relationship between the community participation of disabled youth and socioeconomic factors: mixed-methods approach in rural Sri Lanka. Disability & Society, 32(8), 1239-1262.
リンク
海外の研究協力者
スリランカ
- S.M.P.W.K. Sethunga, University of Peradeniya
- J.H.Chandani Liyanage, University of Colombo
- Sriskantharajah Sivakanthan, University of Jaffna
- K.A.C. Alwis, Open University
- Shanthy Dawson, Open University
イギリス
- Paul Lynch, University of Glasgow
インド
- Upali Chakravarti, Miranda House, University of Delhi